消えた乙女 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
話し相手(コンパニオン)で生計を立てるサラは、亡き兄の隠し子から手紙で、ブランチランド館に戻ってきて助けてほしいと懇願される。故郷のブランチランド館は今や、悪と放蕩の巣窟だ。そこに足を踏み入れれば、評判が地に落ちるのは確実だった。しかし、その子に何かあったら頼むという兄の遺言は守らなければ。サラは周囲に理由を告げず、館へ行くことにした。一方、幼なじみのガイは当然、サラの行動が理解できず、ひた隠しにされている館訪問の目的を知るために、急いであとを追いかけた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
コーニック,ニコラ
イギリスのヨークシャー生まれ。詩人の祖父の影響を受け、幼いころ歴史小説を読みふけり、入学したロンドン大学でも歴史を専攻した。卒業後、いくつかの大学で管理者として働いたあと、本格的に執筆活動を始める。現在は、夫と暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
悲運の花嫁 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
目覚めたとき、ジョージ・グラントは見知らぬ土地にいた。スコットランド沖を航行していた船が難破し波間に放り出されたが、奇跡的に岸に打ちあげられたらしい。だが、ここは北方の孤島。本土に戻るには船が必要だ。途方に暮れる彼に取り引きを持ちかけたのは、島の娘リカだった。金髪で青い瞳の彼女は、バイキングらしく戦いの装束に身を包み、女だてらに剣を携えていた。リカは、自分と結婚すれば本土まで船で送ると言う。なにやらきな臭いけれど、ジョージは拒むことができなかった。氷のような彼女の魅力にとらわれ始めていたのだ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ブラウン,デブラ・リー
1997年からロマンス小説家を志し、ハーレクイン・ヒストリカルの『処女の泉』でデビュー。地質学者として北極で働いた経験があり、アルプスやシェラ・ネヴァダ山脈をたびたび訪れる冒険好き。カリフォルニア州出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
花嫁の持参金―愛と称号と財産と〈1〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
リリスは10年を過ごした修道院に別れを告げ、故郷に向かっていた。ところが途中、石弓を携えた双子の少年に拉致され、見知らぬ城へと連れていかれた。そのうえ物置部屋に押し込まれて、1日じゅう放っておかれたのだ。おなかはすくし、喉も渇く。それに、囚われの理由もわからない。なぜ私をここに?そもそも、なんという場所なの?翌日すべてが明らかになった。ここはガイア―彼女の故郷ウェルウィンの南、イール川の下流にある広大な所領だ。領主アレクサンダーの話では、リリスの持参金となる上流の土地で川がせき止められ、ガイアの農地が干からびたという。いくら大柄で美丈夫の立派な騎士でも、この問題は解決できなかった。だが、偶然リリスを手中に収めたおかげで彼は名案を考えついた。彼女を花嫁にする。そうすれば持参金が手に入るではないか。
十年目の蜜月 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「叔父さん、ぼくを猿と結婚させるなんてひどいよ!」夫となる少年のこの言葉は、十歳の花嫁の心に傷を残した。幼いベスは教会の祭壇の前で泣きながら結婚したくないと言い張ったが、結局は儀式をすませ、少年ドルーの正式な妻となった。相手は高貴なエクスフォード伯爵家の跡継ぎだからと言われても、不器量な自分と紅顔の美少年が夫婦だと考えるのは耐えられなかった。しかし、間もなくドルーは去っていった。“おとなになったらまた会おう”と言い残して。そして十年がたち、ドルーが―夫が戻ってくることになった。ベスにはすぐに彼がわかった。誰もが振り返る美貌は十年前と変わらない。ところが、ドルーのほうはベスが妻とは思わなかったのだ。彼は乗馬服姿のベスの胸に手を伸ばし、うなじに唇を寄せた。「美しい妖精よ、きみの名は?」。
最後の子爵 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ジェーンが目覚めると、隣で誰かが寝息をたてていた。なんとラリー子爵が、裸で横たわっていたのだ。手違いで同じベッドにいただけとはいえ、事件の話はあっという間に村を駆け巡るに違いない。結婚前の娘におかしな噂がたったとなれば、ふしだらな娘と罵られ、一生、日陰の身で暮らすことになる。ラリーとて、わたしをそんな目にあわせて、親友であるわたしの義兄を裏切ることなどできなかったのだろう。困惑の表情も隠さず、求婚してきた。もはや彼と結婚するよりほかないのだ。ああ、数々の浮き名を流す軽薄なラリーとの生活は、うまくいくはずがないというのに…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シモンズ,デボラ
日本では『狼を愛した姫君』でデビュー以来、ナンバーワンの人気を誇る作家。米オハイオ州に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
偽りの旅路 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ジャレッドは大佐に非公式な任務を命じられた。それは大佐の一人娘エミリーを父親の意向と知られずに、父親のもとへ連れていくというものだ。今まで数々の難しい任務を遂行してきたのだから、身分を隠して彼女に近づけば、うまく説得できるだろう。しかし、エミリーの優美で魅力的な姿を前にしたジャレッドは、一瞬判断力を奪われた。このままでは許されない一線を越えてしまう恐れがある…。一方のエミリーも、力強い瞳の日焼けしたジャレッドを一目見て、人知れず家を発つ計画が台無しになるのを恐れていた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アントン,シャーリー
1996年最初の作品がハーレクイン社に採用される。その後の作品についても契約が成立、ロマンス作家に。夫とともに米ウィスコンシン州南西部に住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
砦の姫君―導かれし勇者たち〈2〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
“愛なんて吟遊詩人のためにあるもの”“女は高価な馬のように最高落札者に与えられる”これがシャーボーン城の女城主となったレディ・アリスの持論だった。実際、亡くなった父親より年上のダンスタン男爵との結婚を命じられ、どうやって逃れるか、必死に考えているところなのだ。その夜も、婚礼を急ぐ男爵の使者らしき騎士の一団が城を訪れた。そうよ、夕食に腐った肉のシチューでもあげればいいわ。そんなアリスの思惑どおり、客人たちは食あたりを起こしたが、あろうことか翌日、彼らは旅の途中で宿を借りただけだと判明した。その上、唯一元気なトーマスという騎士がアリスを侍女と思いこみ、巧みな誘惑を仕掛けてきた。最悪の状況の下、アリスは迷った。結婚はしたくない。でもこの人と、束の間の戯れなら…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シーモア,アナ
長くジャーナリズムの世界に身を置いていたが、物語の持つ魔法は決して忘れず、今こうして自分がその魔法を紡ぎ出す側に回ったことに幸せを感じていると語る。米ミネソタ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
馬上の密会 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ヴァレリアは生活に疲れていた。貧しい領地を守っていくのがやっとで、楽しみといえば乗馬だけだ。だが、希望のない日々に一筋の光が差した。隣家の狩猟館に、一人の客人がやってきたのだ。男の名はティーガン・フィッツウィリアムズ。“猫の目”の異名をもつ賭博師で、見目麗しく、噂では、ある伯爵令嬢が産みおとした私生児だという。初めて会った瞬間から、ヴァレリアは彼に惹かれた。この人ならば私の渇ききった心に潤いを与えてくれるに違いない。ヴァレリアははやる気持ちを抑え、敷地のはずれまで馬を駆った。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ジャスティス,ジュリア
ハーレクイン・ヒストリカルを代表する作家の一人。子供のころから歴史に興味があり、十二歳にして、米国メリーランド州の州都アナポリスのジュニア・ツアーガイドをつとめた。大学では詩集を出版し、卒業後チュニジアのアメリカ大使館でニュースレターを作成するなど異色の経歴を持つ。1997年にアメリカロマンス作家協会ゴールデン・ハート賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
不機嫌な花嫁 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
十九世紀初頭、ロンドンの社交界は、若い男女が結婚相手を探す場でもあった。美しいメリッサもその例にもれず、熱心な母親に連れられ、あらゆる社交場をまわっていた。だが、しょせん彼女は一代で財をなした商人の娘。称号もなく、家柄もよくないメリッサには、貴族たちの目も冷たい。もちろん浮ついた関係にも興味がなく、そっけないので、求婚者といえば、財産を持たない侯爵家の次男や、とうに若さを失った女好きの醜い伯爵くらいなものだった。ところが、ある日突然、社交界で飛び抜けて人気者のシェフィールド卿レイトン・サマセットが声をかけてきた。伯爵家の跡取り息子は、賭事好きな父の借金を返済するために、財産家の娘と結婚する必要に迫られていた。お金はないが爵位のあるハンサムで魅力的な求婚者。お堅いメリッサも誘惑の手にからめとられ、ついに…。
騎士と女盗賊 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
無骨な騎士に、男装の女盗賊。思うに任せぬ恋の行方。サイモン・ディ・バラは死ぬほど退屈していた。兄の領地バダーズリーに向かう森の道も平穏そのもの。ならず者でも現れてくれれば、気も紛れるのに―と思ったとたん、願いどおり、盗賊たちが少人数のサイモン一行に襲いかかった。しかし、すべてが願いどおりには運ばなかった。全員が捕らえられ、サイモンは縄でぐるぐる巻きにされた。それだけでも屈辱だというのに、盗賊の頭目はみんと女!男の格好をしているが、胸のふくらみ、腰の揺れ、そしてあの髪―何もかもがサイモンの欲望を、心を刺激する。思いがけない感情の芽生えに戸惑いながらも、彼は誓った。絶対に報復してやる。ビーシアとかいうあの女に男の強さを思い知らせてやるぞ。
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